野鳥備忘録@東北

主に東北で撮れた野鳥を載せます。

営巣写真の是非

   こんばんは!

 

   様々な渡り鳥が飛来してから時間が経ち繁殖をする時期になりました。そこで今回は、Twitter等でも問題になる営巣写真について自分の考えを整理したいと思います。

 

    まず始めに、私は営巣写真については営巣に影響を与えるような方法(近づきすぎたり、長時間・大人数で撮影するなど)でなければ問題ないと考えています。それに、抱卵や給餌を観察することは感動しますし野鳥の生態をさらに理解することにも繋がると思います。

 

    しかし、営巣写真の公開や情報の取り扱いには注意する必要がありそうです。通信技術が発達し、今では誰でも気軽に情報を公開したり伝えたりすることができます。野鳥を観察する上では多くの情報があるというのはメリットである一方で、多くの人が集まってしまったりマナーを知らない人が来てしまう可能性をデメリットとしてはらんでいます。

 

 最近こんな話を聞きました。

 

「他県で大人数が撮影していたサンコウチョウの営巣が3つカラスに襲われたらしい」

 

    もちろんカラスに襲われたのが100%カメラマンの影響かはわかりません。しかし、カラスはカメラの先に巣があることを理解することもあるらしいです。

 

   このように、情報を気軽にアップできるということは野鳥の営巣をダメにしてしまうリスクを増大させます。

 

   自身の楽しみを守るため、そしてなにより野鳥を守るためにも営巣場所や写真の公開は注意して鳥見を楽しむことが重要です。

 

 

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   野鳥がこちらを警戒していないかなど注意して写真を撮りましょう。